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2007年10月11日 (木)

グラスアイの取り扱いについて

ガラスは比較的安定した物質です。
安いとはいえないハンドメイドのグラスアイですが、ガラスの性質の基本を押さえて大事に扱えばほとんど変質せずに長く使えますから、決してお高い買い物にはならないと思います。
ということで、グラスアイ、というよりガラス製品の取り扱いの基本を。

◆ガラスの性質◆
・衝撃に弱い
・熱(急激な温度差)に弱い
・湿気・チリ・ホコリに弱い

衝撃に弱いというのは説明するまでもありませんが、当工房で使用している鉛ガラス(鉛が25%以上含まれているものを主にクリスタルガラスと呼びます)は、ガラスの中でも比較的柔らかく、傷がつきやすいものです。
ちゃんと作られているものはうっかり落としても意外に丈夫で割れないのですが、レンズ表面などに傷がつくと台無しになってしまいますので、アイの装着作業の時は柔らかい厚手の布の上などで行ってください。
また、保存する時は、直接アイ同士が擦れあってキズがつかないように紙か布など緩衝材を間にかませた方が良いと思います。

次に熱ですが、ガラスの取り扱いで一番ヤバイのが急に熱をかけることです。
要するにガラスの食器と同じで、耐熱ガラス(硼珪酸ガラス)以外のガラスは、急に熱をかけると割れる恐れがあります。
ソーダガラスも鉛ガラスも割れる可能性はありますが、鉛ガラスは膨張係数(熱を加えた時に膨らむ割合)が大きいため、より割れやすいです。お気をつけ下さい。
で、私がひそかに心配しているのがグルーガンの使用です。
グルーガンで装着する場合、溶けた状態の温度が何度くらいなのかわかりませんが、80℃前後くらいはあるんじゃないでしょうか?
世のグラスアイはおそらくソーダか鉛のどちらかでしょうから、ハンドメイド、マシンメイドに限らず、グラスアイにグルーガンを使うのはやめといた方がいいんじゃないかなぁ。きっと割れない場合の方が多いとは思いますが。私なら割れるリスクを取ってまでグルーガンは使いません。

そして意外に知られていないのが、ガラスは湿気に弱いということです。
ガラス瓶なんかは液体の保存に使われるのになんで?と思われる方もいらっしゃるでしょうが、意外や意外、条件さえそろえばガラスにもカビ(のような白いもの)が生えるのです。
湿気の多い場所で空気中の細かいチリ・ホコリが付着した状態がヤバイです。
特に工芸ガラスは、そういう状態でしばらく放置してるとガラス表面がベトついて酸っぱい匂いがすることがあります。
この酸っぱい匂いのベトつくものが何なのかは諸説あって、私も正確には知らないのですが、そんな場合は布で拭くよりも水で洗い流してタオルでササっと水気を拭えばもとのピカピカに戻ります(カビが生えてしまったものは無理です。そうなる前に早めにお手入れを)。ドールからアイを取り外せない場合は、綿棒で優しく水拭きした後、乾拭きすればOKです。
アイを使わなくて長期保存される場合も、年に1回程度は水洗い→乾拭き(メガネ、宝石用のクロスを使えばよりgood)のお手入れをされると、より長いこと美しい状態を保てると思います。

また、目に見えるような大きなキズは無理ですが、なんとなくレンズ表面のツヤが弱くなった場合は、ルーターに宝石・ガラス磨き仕上げ用のパフをつけて磨けばピッカピカに復活しますヨ。

〔10/13 追記〕
グルーガンの溶解温度、ささっとネット検索してみたら、どうやら120度くらいのようですね。沸騰したお湯より高い温度ですから、ガラスには使わない方が無難ではないかと、私個人では思います。

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